冬場に限らず春先にも発生する結露、原因と解決策

(2020年04月01日)

冬になると、窓やサッシの周りにびっしりと付く結露、嫌ですよね。結露はカビやダニの発生によるアレルギーを引き起こしたり、家の腐食の原因になったりもするため、そのままにしておくわけにはいきません。しかし、忙しい朝に毎日拭き取るのもとても大変です。何とかしたいとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回は、冬の朝を憂鬱にする結露の対策方法をいくつかご紹介いたします。結露の煩わしさから解放され、快適な生活を手に入れる参考にしていただければと思います。

結露の原因
窓やサッシ、壁などに水滴を付ける結露には原因は、室内と屋外の温度差が大きいこと、室内の湿度が高いことの2つがあります。
・室内外の温度差と湿度の高さ
冬の間、暖房によって家の中はぽかぽかに暖められます。窓を閉め切ることも多いため、湿気もこもりがちです。そんな室内の暖かく湿気の多い空気が、窓から伝わってくる冬の冷たい外気に冷やされて窓や壁に発生するのが結露です。
室内と屋外の温度差を出来るだけ少なくし、室内の湿度を下げれば結露の発生を抑えることができるようになるでしょう。

結露を放置したときに起きるトラブル
対策を行っていないと、冬場は窓の結露が毎日のように発生します。そのまま放置してしまうと、さまざまなトラブルに発展してしまうのです。
・カビが発生
もっとも起こりやすいトラブルがカビです。水滴が流れてたまる窓枠の下をよく見ると、すでに黒い点々があるかもしれません。サッシの色によっては気付きにくいですが、カビは放置しているとどんどん成長します。
・放置すると病気にも
カビはアレルギーの原因だけでなく、肺炎を引き起こす原因にもなる、とても危険な細菌です。家族の健康を守るためにも、早めに対処する必要があります。
カビのほかにも、結露を放置したせいで金属製品にサビが出ることもあります。最近はアイアンのインテリアグッズが人気がありますが、アイアンはサビやすいというデメリットもあるので、注意が必要です。

結露対策
発生してからの掃除は大変なので、できれば結露が起こらないような対策をするのがおすすめです。
・換気扇を上手に使う
結露の原因となる湿気を家の中から追い出す効果があります。料理中や入浴中、室内干しをしている時など湿気が発生しやすい時には、換気扇をつけた方が良いでしょう。
・暖房はオイルヒーターやエアコンを使用する
非開放型の暖房器具やオイルヒーター、エアコンなど電気式の暖房器具を使用すると、部屋を暖める度に部屋の湿度を上げることはないのです。
・食器用洗剤で拭き上げる
手っ取り早く結露対策をしたい方におすすめなのが、食器用の洗剤を水で薄めた液で窓ガラスなど結露しやすい部分を拭きあげるという方法です。
食器用の洗剤には、水をはじく成分が含まれているため、洗剤液であらかじめガラス面を拭きあげておけば、結露を事前に防ぐことできます。
効果は長く持続しないので、定期的にコーティングする必要があります。

ある程度の費用はかかりますが、効果は抜群の内窓「インプラス」
インプラスなどの「内窓」を取り付けることで、結露を大幅に防ぐことが出来ます。
一箇所だけ内窓を付けてもあまり意味はないので、できれば家の中の窓全部に取り付ける方がいいようです。そうすると、トータルで結構な金額になりますが、結露対策はもちろん、防音対策にも効果はバツグンです。

露対策はもちろん、防音対策にも効果はバツグンです。詳しくはこちらをご参考にしてください。

窓結露掃除インプラス

 

結露への対策方法を紹介してきましたが、それでも結露ができてしまった場合にはきちんと拭き取る必要があります。
カビが出来てしまった場合も、初期の段階なら水拭きでも十分に取り除けます。それでも落ちない場合はガラス用の泡タイプの洗剤を使うとほぼきれいに取れます。

今回ご紹介した対策を参考に、冬場だけでなく突然気温が下がった朝などに発生する結露と上手に付き合っていってください!

投稿者:竹原